息が切れる(息苦しい)

息が切れる(息苦しい)が気になる方へ

「少し動くだけで息切れする」「深く息を吸えない」「胸が詰まるような感じがする」このような症状はありませんか?
息が切れる(息苦しい)は、心臓・肺・血液・自律神経の異常など、多くの原因で起こります。特に心不全・狭心症・肺塞栓症・COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの疾患が隠れている可能性もあるため、軽視せずに原因を特定することが重要です。

痛み

つかもと内科・循環器内科クリニックでは、戸塚駅徒歩2分・日曜診療対応・血液検査の即日結果判明が可能です。
気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。

息が切れる(息苦しい)主な原因として、以下のものが挙げられます。

  • 心不全:心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液を送れず、息切れやむくみが発生する。
  • 狭心症・心筋梗塞:心臓の血流不足により、胸の痛みや息切れを伴う。
  • 不整脈:脈の乱れにより血液循環が低下し、息苦しさが生じる。
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD):喫煙や環境要因で肺の機能が低下し、呼吸がしづらくなる。
  • 肺塞栓症(エコノミークラス症候群):血栓が肺の血管を詰まらせ、突然の息切れや胸の痛みを引き起こす。
  • 気管支喘息:気道が狭くなり、呼吸時にゼーゼー・ヒューヒューと音がする。
  • 貧血(鉄欠乏性貧血):赤血球が不足し、全身への酸素供給が低下することで息切れを感じる。
  • メトヘモグロビン血症:血液が酸素を十分に運べず、息苦しさを引き起こす。
  • 自律神経失調症:ストレスや過労により、過呼吸や息苦しさを感じることがある。
  • 過換気症候群:不安や緊張が原因で呼吸が浅くなり、息切れを感じる。

息が切れる(息苦しい)
関連する主な疾患

心不全

心臓の機能が低下し、軽い動作でも息切れしやすくなり、むくみや倦怠感を伴うことが多いです。
進行すると、横になると息苦しくなる「起座呼吸」の症状が現れることもあります。

肺塞栓症(エコノミークラス症候群)

血栓が肺の血管を詰まらせることで、突然の息切れや胸の痛み、動悸が発生します。
長時間同じ姿勢でいることがリスクとなり、飛行機・車移動後や手術後に発症しやすいのが特徴です。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

喫煙や有害物質の吸入が原因で肺の機能が低下し、慢性的な咳・痰・息切れが進行します。
肺の機能が徐々に低下し、放置すると日常生活にも影響を及ぼします。

貧血(鉄欠乏性貧血)

酸素を運ぶ赤血球が不足すると、息切れや動悸を感じやすくなります。
特に女性や高齢者に多く、めまいや倦怠感を伴うこともあります。

受診をおすすめする目安

痛い

以下の症状がある方は、早急な受診をおすすめします。

  • 軽い運動や日常動作で息切れを感じる
  • 深く息を吸えず、呼吸が浅い感じがする
  • 横になると息苦しさが悪化する
  • 動悸や胸の痛みを伴う息切れがある
  • 息切れとともに、顔色が悪い・ふらつくことがある

特に、突然の強い息切れや胸の痛みを伴う場合は、緊急受診をおすすめします。

検査と診療の流れ

診療時に行う主な検査

心電図

不整脈・狭心症の診断を実施

血液検査

貧血・心不全・炎症の確認

胸部レントゲン

肺の異常のチェック

心エコー検査

心臓の動きや血流の確認

呼吸機能検査

肺疾患の診断を実施

息切れ(息苦しさ)
の治療方法

薬物療法

薬物療法
  • 心不全・狭心症
    血管拡張薬・利尿剤
  • 貧血
    鉄剤・ビタミン補充
  • 喘息・COPD
    吸入ステロイド・気管支拡張薬

生活習慣の改善

生活習慣の改善
  • 禁煙を徹底する
  • 適度な運動を取り入れる
  • ストレスを溜めない生活を意識する

専門医の紹介

専門医の紹介
  • 心疾患が疑われる場合
    循環器専門医へ紹介
  • 呼吸器疾患が疑われる場合
    呼吸器専門医へ紹介

息切れ(息苦しさ)
よくあるご質問

Q&A

※質問をクリック、もしくはタップすると、回答が表示されます。

息切れがあるとき、何科を受診すればいいですか?

息切れの原因によって受診科が異なります。

・動悸や胸の痛みを伴う場合
→ 循環器内科(心疾患の可能性)
・咳・痰・呼吸音の異常を伴う場合
→ 呼吸器内科(肺疾患の可能性)
・貧血症状を伴う場合
→ 一般内科(血液検査の実施)

横になると息苦しくなるのはなぜですか?

心不全の症状の一つで、横になると肺に水が溜まりやすくなるため、呼吸が苦しくなることがあります。症状が続く場合は、早めに受診してください。

息切れが頻繁に起こる場合の対処法は?

一般的な疲労は生活習慣の改善で回復しますが、病気が原因の疲労は、適切な治療が必要です。気になる場合は、早めに検査を受けることをおすすめします。

運動するとすぐに息切れするのは病気の可能性がありますか?

運動時の息切れは体力の低下が原因の場合もありますが、狭心症・心不全・肺疾患(COPD・喘息など)・貧血などの病気が隠れている可能性もあります。
特に、少しの運動で強い息切れを感じる・胸の痛みを伴う・冷や汗が出る場合は、早めの受診をおすすめします。

息切れが急に悪化した場合、どうすればよいですか?

突然の激しい息切れや、胸の痛み・めまい・意識の低下を伴う場合は、緊急性の高い状態の可能性があるため、すぐに医療機関を受診するか救急車を呼んでください。
特に、肺塞栓症(血栓による肺の血流障害)や心筋梗塞が原因の場合、放置すると命に関わることもあります。少しでも異変を感じたら、早めの対処が大切です。